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関空、3月の国際線旅客は17%増の98万人、年度でも31%増

  • 2005年4月18日
 関西国際空港によると3月の航空旅客数は8%増の135万2084人、国際線は17%増の97万8800人であった(速報値)。1日平均の乗り入れ便数は5ヶ月連続で増加となる前年比3%増の143.2便、国際線は16ヶ月連続で増加となる6%増の98.9便、このうち旅客便は17ヶ月連続で増加、3月としては過去最高の78.7便となった。国際線ではガルーダ・インドネシア航空(GA)の増便があった。ただし、国内線は3月として過去最低の3%減の44.3便。
 4月からのPSFC(旅客サービス施設使用料)ベースでの旅客動向はこれまでのところ、平均で前年比10%増も前々年比では9%減で推移している。関空副社長の平野忠邦氏によると、「(旅客動向は)3月は順調に伸びていたが、ここにきて心配となる要素がある。ゴールデンウィークは多くの旅客が動くという予測に期待しているが、中国、韓国の問題が長引かないことを期待する」とコメントしている。

 なお、2004年度の運営概況は1日平均の乗入便数は前年比3%増の140.9便、国際線17%増の98.8便、国際線旅客便は19%増の79.4便となった。航空旅客数は1日あたり12%増の4万2000人、国際線は31%増の3万600人、国際線は19%減の1万1400人だ。なお、速報値ベースでの航空旅客数は12%増の1533万2330人、国際線は31%増の1115万3908人、国内線は19%減の417万8422人である。また、2004年度の行き先別の国際線旅客便の発着回数は下記の通り。

▽国際旅客便発着回数の方面別ランキング(2004年度)
1位 ソウル(仁川)/5833回/11.8%減
2位 上海(浦東)/5773回/28.7%増
3位 香港/4681回/13.1%増
4位 バンコク/3165回/3.6%増
5位 北京/3095回/22.33%増
6位 ホノルル/2932回/20.7%増
7位 台北/2292回/7.3%増
8位 釜山/2170回/0.8%減
9位 シンガポール/1779回/20.0%増
10位 グアム/1538回/20.6%減