ドイツ、05年度は140万泊目標、万博、ドイツ年などで旅行需要喚起

  • 2005年4月14日
 ドイツ観光局はこのほどドイツ旅行展を開催、各都市の最新情報や日本におけるドイツ年、2006年FIFAワールドカップについて紹介した。ドイツ観光局アジア・オーストラリア・南アフリカ地区局長のペーター・ブルーメンシュテンゲル氏は「日本におけるドイツ年が開幕し、ドイツの企業、団体などが日本で700以上の関連イベントを開催する。これを機に、多くの日本人にドイツへの関心を高めてもらい、旅行需要を喚起したい」と述べ、今年度は日本人宿泊数の目標を140万泊に設定した。ドイツ観光局としても今年、国内で多くのイベントを予定している。その一つとして、熊本を皮切りに全国各地でドイツ観光ポスター展「ドイツ大好き」を展開し、地方からのドイツ旅行を喚起する。
 ワークショップには現地から36の観光関連団体、企業などが参画しており、併設のセミナーで、今後の旅行企画について提案。ドイツ観光局の西山晃氏は「ツアーでは、世界遺産をバスで通過してしまうケースがある。内容の濃い旅行を目指し、観光素材を上手に盛り込んで頂きたい」と語り、各社でオリジナルの企画を促した。また、国際空港、コンベンション施設、豊富な観光素材を併せもつ、人口50万人以上の9大都市「マジック・シティーズ」間は、高速道路や鉄道の便が良く、都市間を周遊する「マジック・ルート」を目的に合わせ、企画することができる。テーマとしては建築、ビール、美術館・博物館、音楽など豊富にある。各都市とも、日本人をはじめ、観光客に人気のある都市だが、こうした切り口でいっそう魅力あるツアーとなること示唆した。