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スリランカ、地震・津波後、初めて日本人訪問者数が前年比上回る

  • 2005年4月13日
 スリランカ政府観光局によると、3月の日本人訪問者数は前年比8.5%増の1617人となり、スマトラ島沖地震・津波後に落ち込んだ需要が堅調に回復している様子だ。これは、ボランティア・グループや旅行会社が設定したボランティアと観光を組み合わせたツアーの集客が良かったこと、津波後に安全面を強調した上で、ビーチ以外の自然のリゾート、紅茶、世界遺産、文化や歴史のプロモーションに誘導されているとスリランカ政観では見ている。また、ホテルは、島の東側と南側のホテル全体で約5%が営業を休止する状態。ただし、今年半ばまでには、ほとんどのホテルが営業を開始できる見込みだ。
 なお、スリランカへの日本人訪問者数は昨年12月が03年比30.9%増の1719人、2004年全体で03年比14.8%増となる1万9641人を記録。しかし、今年1月は前年比37.2%減の1341人、2月は44.3%減の1053人と低迷気味で推移していた。