観光活性化フォーラム
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2004年度の中・高の教育旅行、27%増の2164件と増加も厳しい見方

  • 2005年4月11日
 財団法人日本修学旅行協会が先ごろまとめた「2004年度海外修学旅行等の実施状況」によると、平成16年度の修学旅行を含む中学・高等学校の教育旅行の実施件数は前年比27.1%増の2164件、人数ベースでは67.7%増の17万847人であった。このうち、修学旅行についての件数は79%増の957件、人数で86%増の13万7296人となった。ただし、増加する傾向も日本修学旅行協会は、中学・高校の海外旅行について平成15年度に計画していた旅行が様々な状況により中止した件数が607件あるとして、増加したとは言い切れないとしている。
 また、デスティネーション別では中学校の行き先ベスト10が韓国の26件を筆頭に、オーストラリア19件、イギリス10件、ハワイ9件、ニュージーランド9件であり、高校は韓国が172件で最多、オーストラリアが167件、マレーシア・シンガポールが102件、中国が75件、ハワイが66件となる。県別での実施件数は中学では福岡11校、東京9校、埼玉6校、高校では大阪が96校、北海道が61校、兵庫54校となっている。