観光活性化フォーラム
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TIJ、日本駐在の外国人を対象に日本の魅力調査、VJCの認知度高い

  • 2005年4月11日
 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)の訪日ツーリズム委員会はこのほど、日本に駐在する外国人から見た日本の魅力を調査し、報告書を取りまとめた。これは在日外国人に対する英語によるサービスを提供する「キュドス」の会員1万人のうち、710人の回答を得たもの。回答者の多くは英語圏で、アメリカ35%、イギリス16%、オーストラリア・ニュージーランド12%、カナダ10%などとなっている。
 この中で、年に日本国内の旅行回数については「1〜3回」が62.2%と最多で、次いで「4〜6回」が16%、「0回」が12.2%である。国内旅行の情報入手はインターネットが50.4%、旅行ガイドブックが24.4%、友人が17.2%と口コミにも一定の影響力がある様子が伺える。また、日本国内とアジア諸国の旅行とを比較した場合、日本の旅行に魅力があるとの回答は13.0%、「そう思う」は41.6%、「どちらとも」が23.3%、「魅力ないと思う」は14.5%、「全く魅力ない」が7.6%と、54.6%は日本の旅行に興味がある様子だ。また、国内の交通システムには満足する(全くその通り、そう思う)は95.1%と大方が評価する一方で、国内旅行の値段については満足していない(そう思わない、全くそうでない)で64.9%と不満を表している。また、趣向としても温泉、日本旅館を訪れることが楽しいと思う層がそれぞれ79.8%、74.5%と高い数値となった。
 なお、政府が推進するビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)は在日外国人の63.0%に認知されており、日本のイメージも訪れるたびに良くなるとの回答は80.2%と高い。ただし、PRについては72.1%が不足しているという見方で、今後も積極的なPRが求められているようだ。