関空、次年度もにぎわい創出でイベント開催を継続、旅行会社にも協力

  • 2005年3月23日
 関西国際空港は今週末、開港10周年記念フィナーレイベントを開催する。関空はこのイベント開催をゴールデンウィーク、夏休みの需要創出に繋げたいとしている。これに関連し、関西国際空港副社長の平野忠邦氏は「需要喚起のイベントを引き続き積極的に展開したい」との考えを示している。こうした方向性から、来年度は「新たな10年」としてイベントを引き続き展開する。
 来年度は10周年イベントで実施した旅行フェスティバルに加え、好評の2期島でのつりイベントなどを計画。このうち旅行フェスタについては旅行会社の商品企画へと繋がるケースもあり、今後もこうした協力を求めたい考え。
 また、環境問題の観点から伊丹空港から国内線の発着便が関空へ移った便の需要確保も重要な施策。特に福島、旭川線など復便した路線は、国際線への乗り継ぎに加え、地域交流を盛んにして、需要を確保したい考え。このため、関西、および福島、旭川の観光、イベント等を相互にPRするなど、広範な施策を展開したい考えだ。
 イベント開催は中期経営計画の中で集客力向上策として賑わいの創出に位置づけられており、展望ホール「Sky View」のリニューアル、関空内のショッピングの充実などコンサルティング会社の意見を踏まえ進行中だ。