ANTA、来年2月に旭川で国内観光活性化フォーラム開催へ

  • 2005年3月17日
 全国旅行業協会(ANTA)が主催する国内観光活性化フォーラムは来年2月に北海道・旭川で開催される予定だ。これまで、2003年に第1回を大分県別府市、第2回は滋賀県で開催し、着地型旅行、特に国内観光旅行の振興や地域活性化について議論。こうしたことから、第3回は旭川で開催することが内定しているが、さっぽろ雪まつりの後に旭川でもイベントの開催等を企画することから、この日取りを調整している。このフォーラムに合わせ、ツアーの企画し、北海道への誘客や着地型旅行に向けた議論を深める。
 これについて、このほど開催されたANTA理事会において、ツーリスト・トップジャパン代表取締役、ANTA理事の加藤正明氏は「着地型旅行の発表の場がない」として、個人旅行化が進む中、商品の販売経路として商品の造成とそれを全国に知らせ、販売へ繋げるための受け皿の重要性を指摘し、フォーラムの場を活用する案を披露。これについて、ANTAはANTA-NETを利用することを含めたインターネット利用の促進以外にも、会員間でのパンフレット配布をはじめ、様々な可能性を協業化事業において検討するとした。これまで、「着地型」という用語で、地域活性化と国内観光の促進をアピールしてきたが、地方行政をはじめとする地元密着型の活動もそろそろ、第二段階に入りはじめるものと思われる。