旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

アラスカ、チャーター便展開で訪問者数が増加、今夏にも期待高まる

  • 2005年3月16日
 アラスカ観光協会はこのほど、東京、大阪、福岡でワークショップを開催、現地から12社のサプライヤーが来日し、日本人の旅行動向や最新情報を提供した。昨年は日本航空(JL)が夏期、冬期で合計13本のチャーター便を運航し、これについてアラスカ観光協会トラベル・トレード&インターナショナル・ディレクターのシェリ・ガーハード氏は「ダイレクト・フライトで訪れた日本人訪問者は約4000人」と報告。こうしたチャーター便を利用する日本からの旅客は主に家族、シニアをはじめ、卒業旅行やインセンティブで訪れている。
 今夏はJLが成田/アンカレジ間で昨年より5本多い、13本のチャーター便の運航を決定している。また、アラスカン・バケーションズも同区間のチャーター便の運航を、DC10型機を利用して企画中だ。こうした順風さについて、「約7時間でアラスカへ到着し、利便性の向上することで、日本人訪問者数の増加に繋がって欲しい」と期待を示した。
 また、近年の傾向として、秋のオーロラツアーも堅調に伸びている。フェアバンクス観光局ツーリズム・マネジャーのコリン・ローレンス氏は「3年前に比べ、倍増している」と語り、「明るいという問題はあるが、晴天率が高く、3泊で80%、4泊で90%の確率でオーロラ観賞できる」と説明。JLのアンカレジ/フェアバンクス間の運航、旅行会社の商品展開が奏功していると、今後の商品企画、販売にも期待しているようだ。