ジャマイカ大使館、レゲエ・ユナイト開催でジャマイカのアピールも

  • 2005年3月15日
 ジャマイカ大使館と在日ジャマイカ人協会(JNN)は3月19日、チャリティーコンサート「レゲエ・ユナイト」を開催する。これは、昨年9月にカリブ海を襲ったハリケーン「アイヴァン」、および12月に発生したスマトラ島沖地震・津波の被害復興に向けた義援金を募るイベント。コンサートの収益は必要経費を除いた全額を、国連ジュネーブ総合基金、およびジャマイカ・ハリケーン・アイヴァン救済基金に同額ずつ寄付する。ジャマイカ大使館大使のポール・ロボサム氏は「レゲエはジャマイカにこれまで貢献してきた。レゲエの音楽を通して人種、バックグラウンドを超えて、思いやり、愛、協調のメッセージを伝えたい」とコンサートに掛ける思いを述べた。
 コンサートでは著名なレゲエ・シンガーのジュニア・リードさんや日本のレゲエ界を代表するムーミン、プッシムなどが参加し盛り上げる。また、ジャマイカに14のプロパティを所有、運営するスーパークラブスがコンサートに協賛し、グランド・リド・ネグリル、およびヘドニズムの2ホテル、2名1室3泊分、約12万円相当の宿泊券を提供。来場者がオークション形式で購入し、売上を義援金に寄付する。
 ジャマイカ政府観光局によると、日本人訪問者の約半数は個人旅行で、渡航目的はレゲエが多いという。これを受け、コンサート当日に会場で現地情報のパンフレットなどを提供し、ジャマイカへ誘致する。また、ジャマイカ名物のジャークチキンのブースも出展し、デスティネーションの魅力を紹介する。