JATA、中国・広州でインバウンド増加に向けた日本フェアを開催へ

  • 2005年2月23日
 日本旅行業協会(JATA)は2月25日から27日の予定で、中国・広州において「2005広州ジャパンフェスタ」を開催する。これは広州の団体旅行が解禁されてから5年を経て、これまで約13万人が来日。昨年は約4万7000人が来日し、北京、上海、広東と同時期に解禁された地域全体の約6割を占める大きな市場であることから、日本への更なる旅行の促進を目指すもの。懸念される失踪率も当初の0.4%から0.09%へと減少している現実も開催を促す材料だ。
 JATA外国人旅行委員会において検討されたのが上海でのCITM、WTFなどの世界各地を対象とする旅行展覧会ではなく、日本単独の旅行展覧会の開催だ。ビジット・ジャパン・キャンペーン協賛し、近畿日本ツーリスト、ジェイティービー、阪急交通社、中華人民共和国訪日団体観光客受入旅行会社連絡協議会(中連協)が主体となり、各自治体やホテル、旅館、旅行会社へ参画を呼びかけ。ブースは69となり、45社が参加する。中国の旅行会社向けの商談会も実施するほか、現地旅行会社との意見交換会、シンポジウムを開催し、現地側のニーズを探る。また、消費者向けには日本舞踊、ロボワン、アニメの上映などを予定しており、来場者の見込みは1万5000人だ。