HIS、大学生に海外旅行アンケート、価値を見出す今時の姿が浮かぶ

  • 2005年2月21日
 エイチ・アイ・エスは1月20日から23日の3日間、海外旅行経験を持つ大学生500名に「海外旅行に関するアンケート」を実施した。この中で、「海外旅行の経験が就職に役立つか」の質問に対し、「とても役立つ」10.8%、「少しは役立つ」48.8%と合わせ、59.6%が肯定的な意見を示した。このうち、役に立つ理由は「現地の人とのコミュニケーションによる異文化交流」が最も多く116人の回答、「遺跡、歴史を体験できる異文化体験」が60人の回答で、「度胸がつく」52人、「語学力がつく」が47人などとコミュニケーションや体験などの価値を見出している姿が浮かんだ。
 また、旅行のスタイルは「航空券・ホテルをそれぞれ手配」が38.6%、「添乗員なしツアー」が27.2%、「航空券のみ手配、ホテルはなし」が9.0%と自由度の高いツアーが75%近くに上る結果となっている。また、費用は「自分で捻出」が53.4%で自立する姿がある一方、「両親」が41.6%ともなっている。1回の旅行金額の平均は5万円未満が9.2%、5万円〜10万円が32.9%、10万円〜15万円が26.1%、15万円〜20万円が16.4%と比較的安い金額であるものの、金額的には分散しており、旅行予算も分散しているようだ。
 旅行目的地は全体では1位がアメリカ、2位がイギリス、イタリア、4位がオーストラリア、5位がフランスとなり、フライト時間の長いデスティネーションが選ばれた。男女別では男子の1位がアメリカ、2位がオーストラリア、3位がイギリス、女子の1位はアメリカ、2位がイタリア、3位がフランスとなっている。