GVB、出足好調は団体の回帰が主要因、05年目標の105万人達成の鍵

  • 2005年2月15日
 グアム政府観光局(GVB)はこのほど、「グアム販売促進セミナー」を開催、日本代表の光森裕二氏が現況と今後のキャンペーン等について明らかにした。昨年の日本人訪問者数は90万6000人と前年の65万9421人から37.4%増と回復。また、今年の出足も1月は8万9000人と前年比11.8%増、2月も前年比23%増で推移する段階だ。今年の出足が好調な要因としては、年末年始が天候が良く、キャンセルが少なかったこともあるが、スポーツ関連の団体がキャンプを実施したことが大きな要因。特に、プロ・サッカーのJリーグ6チームがグアムでトレーニングを行い、各チームともキャンプの詳細をホームページで公表している。また、東北の大学のチームや高校の団体が現在、グアムを訪れており、スポーツを中心とする団体が順調な動きを見せている。光森氏は、「2年がかりで展開してきた団体が上向き」と語り、「今年の目標である105万人の達成には重要な市場」との認識を示した。こうした状況において、特に団体でも修学旅行については英語圏、日数等の要因からグアムへの回帰も進んでいると見ており、これにあわせセールスマニュアルも改訂。2月下旬には完成する予定で、3月には配布が出来るようになる予定だ。

 また、今期のキャンペーン等についての施策も披露。まず、昨年から展開する団体旅行の促進キャンペーンは4月1日から6月30日までを新たに対象期間として延長する。内容は昨年からと同様だが、政府の決定により、アルコール類のサポートはしない。7月1日から9月30日までは「グアム・ビッグ・サマーフェスティバル」としてシンプルな内容へと体裁を整える。キャッチフレーズは「GO!GO!グアム」で、フォトコンテスト、シュノーケリングなどで旅行を盛り上げる。この詳細については、この1、2週間で決定する方針だ。グアムゴルフコース協会も3月1日から9月30日までの期間にスーパーラッキーセブンキャンペーンとしてゴルフ愛好家を対象としてグアムの旅行を促進するほか、グアムダイビング業協会も夏に向けてキャンペーンを予定しているという。