求人情報

伊・マルケ州、文化・芸術をアピール、日本人宿泊数を3年で4割増目指す

  • 2005年1月17日
 イタリアのマルケ州は2007年までに、日本人宿泊数の4割増を目指す。2004年の日本人宿泊数は2万6000泊。「イタリア・フェスティバルin東京ドーム」に合わせ来日した、マルケ州観光局局長のリッカルド・ストラーノ氏は「世界遺産の古都、ウルビーノの美術展をはじめ、ロッシーニ生誕の地、ペーサロのオペラ・フェスティバルなど文化と芸術を打ち出したい」と述べ、昨年開設した同州の日本語ホームページで現地情報を提供するなど、需要喚起を図る。
 イタリア政府観光局(ENIT)によると、同州を訪れる日本人の多くは内陸部のウルビーノを訪問。そのほか、オペラ好きな熟年層がピザロ、マチェラータの音楽祭を訪れているという。リビエラ・デルコーネロ観光局のコラド・バルダッチ氏はアドリア海に面する州都、アンコーナでの滞在を勧めると述べ、海岸沿いのリゾート滞在を提案。「マルケ州は文化、芸術、食などイタリアの魅力が詰まっている」との言葉どおり、ワイン、生ハム、チーズ、トリュフなど日本人にも馴染み深い食材の産地であることから、現地の食材を味わうスローライフとビーチリゾートでの滞在を取り入れたゆとりある旅を提案した。