スイス国鉄、運行スケジュールを変更、主要都市間の到着時間を大幅短縮

  • 2004年12月16日
 スイス国鉄は12月12日、「Rail2000」の第一段階を終了した。「Rail2000」とは、総工費300億フランを投じてスイス全土の鉄道を整備する国家プロジェクト。20年のうちに主要都市間の移動時間や輸送力、乗り継ぎなどを改善する。
 今回の第一段階では、ハブ&スポークシステムを導入。主要都市間の運行間隔を1時間または30分にしたほか、ハブ駅への到着時刻を毎時00分か30分、または15分か45分に変更し、その後すぐに発車することで、主要都市間の所要時間を大幅に短縮させた。また、オルテン/ベルン線には時速200キロに耐える高速専用線を開設。将来的にはベルン、チューリッヒ、バーゼル間の所要時間を1時間以内に短縮するという。

▽30分間隔で運行する主要区間
ジュネーブ/ローザンヌ、ベルン/バーゼル、チューリッヒ/ウエインフェルデン、チューリッヒ/クール、ジュネーブ/ローザンヌ/チューリッ
ヒ、キアッソ/ベリンゾーナ、ウィンタートゥール/ビューラッハ

▽所要時間が短縮した主要都市間(一部)
・ベルン/チューリッヒ 69分→58分
・ベルン/バーゼル 67分→55分
・ローザンヌ/ルツェルン 157分→140分
・ベルン/クール 177分→133分
・ゾフィンゲン/ベルン 66分→30分(乗り継ぎなしの直行に)