STB、ノルウェーの業務視察セミナーを開催、オスロの6テーマをアピール

  • 2004年12月14日
 スカンジナビア政府観光局(STB)はこのほど、ノルウェーの観光、および業務視察セミナーを開催した。ノルウェーの業務視察を大々的に取扱うセミナーは今回が初めて。STB副局長の伊藤正侑子氏は「昨年は業務視察が落ち込んだものの、今年は回復傾向にある」と述べる。ノルウェー全土で業務視察を受け入れる実績があるものの、セミナーでは特に首都のオスロを説明。テーマは行政、福祉、環境、教育、産業、まちづくりの6つ。旅行中に開催するセミナーは5名から30名ほどの規模について市庁舎で受け入れており、市の担当者がレクチャーを実施する。開催するセミナーで需要の多いテーマは福祉で、団体としては福祉関連の外郭団体やNPO、自治体などが訪問しているようだ。なお、STBによると、高齢福祉や男女平等についても開催回数の多いテーマであるという。
 STBは来年、充実してきたノルウェーの業務視察のプロモーションを展開する考え。ノルウェーでオーガナイザーを対象にセミナーを開催するほか、メディアを通して業務視察のプロモーション活動を実施し、オーガナイザーへの認知を図る。そのほか、来年早々、旅行会社向けに業務視察のガイドブックを作成する予定だ。