成田、初の中間決算は経常188億円、通期は220億円の見込み

  • 2004年12月9日
 成田国際空港株式会社(NAA)の2004年度中間決算(2004年4月1日から9月30日)は単体で営業収益816億3200万円、経常利益が188億1700万円、中間純利益が16億900万円となった。経常、純利益は10月末に示した見込み数値から、若干上昇。子会社16社、持分適用関連会社2社の計18社を合わせた連結は営業収益853億8800万円、経常利益が242億9900万円、中間純利益が16億4800万円。セグメント別では空港運営事業が売上高600億6300万円、営業利益129億2300万円、空港スペース活用事業が売上高247億1400万円、営業利益116億4600万円となり、航空系と非航空系事業の売上高は7対3とほぼ公団時代と同じ割合となった。なお、通期について営業収益は単体ベースで1562億円、経常は220億円と年度計画の188億円を上回る見通しだ。
 NAAは民営化後の初めての決算について、SARS等からの回復で運営は順調としているものの、巨大な施設を抱える事業形態からキャッシュフローで厳しい側面もあり、メンテナンス等をはじめとする経費削減、非航空系の収入の強化などを引き続き行う考え。