成田、9月の路線別出発旅客は中国線が40%増の16万3400人に

  • 2004年10月29日
 成田国際空港によると、9月の旅客便の路線別出発旅客数は中国線の伸びが最も高く40%増となる16万3400人であった。各社が中国路線を拡充し、先行投資を図った施策が徐々に市場に浸透しているようだ。定期便発着回数ベースでは前年比18%増の1727回となり、引き続き供給ペースは増加する傾向を上回るペースとなっている。
 その他の路線は、グアム線が発着回数は3%減の550回だが、旅客は14%増の7万4800人であり、東南アジア線が発着回数13%増の3493回、旅客も歩調を合わせ12%増の42万1200人。太平洋線はアメリカン航空(AA)のロサンゼルス線の増便もあり8%増の3023回で旅客も8%増の40万7400人。オセアニア線は昨年カンタス航空(QF)が減便調整を行った反動から26%増の556回、旅客は6%増の6万3400人とそれぞれ増加傾向だ。ただし、韓国線については発着が1%減の1157回、旅客は2%減の13万7000人と羽田の定期チャーター便の就航を理由として、韓流ブームに乗り切れていない状態だ。