JATA、「旅と健康」テーマのHPを立ち上げ、感染症から現地での病院まで

  • 2004年10月27日
 日本旅行業協会(JATA)は10月29日、「旅と健康」をテーマとする感染症ポータルサイトを開設する。これはコンセプトとしてやさしく、わかりやすく、見やすい事を掲げる感染症の情報を掲載、かつ海外渡航者の健康を考える会理事を務める濱田篤郎氏が監修するもの。感染症だけではなく、旅先での健康を保つための予防法を紹介する。
 内容はトップページに最新ニュースを掲載するほか、「感染症の種類」「地域別情報」「医療情報」「旅の必需品」「情報収集」などの項目を設置。地域別の感染症の情報と共に国別に異なる医療事情をはじめ、緊急時の病院などを紹介する。また、JATAは厚生労働省が監修するハンディサイズの「トラベルメイト」や英文診断書の利用の促進を狙い、これらの内容も盛り込んだ。これまでの対処療法から、予防療法へと重点を移すことで、シニアの旅行人口が増える現状に対応する。
 なお、JATAでは安心安全部会で各社における告知、旅行各社のホームページとのリンクや現場でお客に対する案内時の利用を促す考え。