ベトナム・クアンニン省、ハロン湾+αをアピール、受入インフラも整備

  • 2004年9月9日
 ベトナム・クアンニン省人民委員会副委員長のグェン・ジー・フン氏、同省・観光局長のグェン・バン・トァン氏などデリゲーションが来日し、「クアンニン省観光・投資促進会」を開催した。クアンニン省はベトナム北部にある世界遺産のハロン湾沿岸に位置する。昨年の同省の観光客数は260万人で10年前に比べ9倍も増加。そのうち、外国人観光客は100万人で、ハロン湾に寄港する外航客船の増加も外客数を押し上げた。日本人観光客数はSARSの影響を受け、5万6000人であったが前年の2倍。今年の上期は既に、3万人の日本人観光客が訪れているという。
 同省は10年前から交通・観光のインフラ整備を進めている。トァン氏は「まだ不十分かもしれないが、現在のホテルの客室数は9000室で3ツ星クラスのホテルは3500室あり、日本人観光客に十分対応できる」とアピール。そのうち、日本語対応が可能なホテルは12ホテル、2000室ある。人気のハロン湾のクルーズ観光のほか、新しい観光素材として湾内にあるティトップ島でのリゾート滞在、ハノイとハロン湾の間にあるベトナムの仏教の中心地・イントゥーなどを提案し、さらなる日本人観光客の誘致を図る。