マカオ観光局、9月に東京で広告展開、来年は新テーマで30代女性に訴求

  • 2004年8月10日
 マカオ政府観光局は東京の私鉄3社を利用し、9月に交通広告を展開する。これまで主流であったカジノに加え、歴史や文化の魅力を打ち出したい考え。例えば、観光名所の一つである聖ポール天主堂跡の写真を掲載し、その歴史や日本との関係を簡潔に紹介。これにより、消費者に写真だけでは伝わりにくいデスティネーションの魅力を表現する。掲出は9月1日から2週間に西武池袋線、および新宿線、9月16日から2週間に京王線、9月21日から30日にゆりかもめを予定している。
 また、2005年のプロモーションでは新たなマカオを打ち出す予定。現在の客層のメインである熟年層に加え、旅慣れた30代の女性を新たに獲得する狙いから、「おしゃれマカオ」(仮名)と題した旅行を提案する。現在の検討では、街で体験可能な複数プランを設定し、旅行者が関心あるコースを個別に選択することが有力のようだ。