東京海上、日動火災が海外旅行保険の改定、10月1日から販売へ

  • 2004年8月3日
 東京海上火災、日動火災海上は感染症、テロ等へのリスクに対応する商品として海外旅行保険の10項目の補償内容を改定し、10月1日から販売を開始する。これまで海外旅行保険は旅行終了後72時間以内に医師の治療を開始すると保険金支払いの対象となっていたが、SARS、コレラ、鳥インフルエンザなど14の指定する感染症については30日以内の治療開始とするもの。また、テロ対策が強化されているが、この検査に伴いスーツケースの鍵を破壊された場合の修理費用の補償や旅行をキャンセルした場合のキャンセル費用を新たに保証する。
 このほか消費者から要望の多かった航空機の遅延による乗継便の利用に間に合わない場合、航空機の代替手段を利用しても交通費を補償する新たな項目も加えた。この改定に伴う保険料の引き上げは行わない。
 なお、東京海上火災、日動火災海上は10月1日付けで合併を予定している。