タイ、MICE担当機関が企業を対象にセミナー開催、約35社が参加

  • 2004年7月29日
 タイランド・イベント・コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)は東京でMICE誘致を目的としたセミナーを開催、約35社の企業関係者が参加した。TCEBはタイ国政府観光庁(TAT)の国際コンベンション部が独立した、首相直轄の独立した機関。MICEに特化した広報活動、情報提供、そしてコーディネーターなどを務める。
 現在、MICEの訪問地として人気が高い都市は、バンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケットの4都市。バンコク市内だけでも、17ホテルが500人以上収容可能な宴会場をもつ。航空路線はタイ国際航空(TG)が東京、名古屋、大阪、福岡の計4都市から、バンコクへ週73便を運航するほか、チェンマイ、プーケットへも直行便が就航。日本の主要都市とタイ間は約6時間と移動の利便性も高い。
 TCEBは会議場やホテル施設の充実度、各デスティネーションの観光素材を組み合わせ、他のMICEデスティネーションとの違いを打ち出す考え。例えば、都市、ビーチリゾート、古都など、訪問地のバラエティの豊かさをアピールする。また、パーティーでのイベントとしてタイの伝統舞踊、マジックショー、おかまショーをはじめ、花火や象で招待客を迎える演出など種類の豊富さ、安価な設定などのメリットを強調した。アクティビティの素材としても、ゴルフ場やタイ・マッサージなどのリラクゼーション施設が利用可能であることを説明した。