外務省、03年度の海外邦人援護統計0.8%増の1万4473件
外務省がまとめた2003年度の海外邦人援護統計によると、在外公館を含めた事件、事故の取扱総件数が前年比0.8%増の1万4473件であった。海外渡航者数が前年比19.5%減の1329万6330人と減少したにも関らず、援護件数は増加した。内容別では、強盗や窃盗、詐欺が前年比13.0%減の5948件、旅券や財布等、遺失が前年比15.7%増の2508件、事故や犯罪加害などが前年比12.3%増の6017件。外務省領事移住部邦人保護課海外安全相談センター室長の伊藤光子氏は「日本人が加害者になる事件も増加する傾向にある」と述べ、主な例として、出入国や査証関係犯罪や詐欺、および詐欺未遂、麻薬などを挙げた。
地域別では、アジアが5645件と最も多く、欧州が4121件、北米が2677件、太平洋州1026件、中南米が559件、アフリカが321件、中近東が124件で、過去12年間でこの順位に変動はない。そのほか、在外交館別では、11年連続トップのタイ、ロサンゼルス、ロンドン、フランス、上海、ニューヨーク、韓国、ミラノ、イタリアとなった。
地域別では、アジアが5645件と最も多く、欧州が4121件、北米が2677件、太平洋州1026件、中南米が559件、アフリカが321件、中近東が124件で、過去12年間でこの順位に変動はない。そのほか、在外交館別では、11年連続トップのタイ、ロサンゼルス、ロンドン、フランス、上海、ニューヨーク、韓国、ミラノ、イタリアとなった。