日韓観光担当大臣、共同声明に署名、木村さん・チェさんは大使で初仕事

  • 2004年7月22日
 国土交通大臣の石原伸晃氏と韓国文化観光部長官のチョン・ドンチェ氏は22日、「観光交流拡大に関する日韓観光担当大臣の共同声明」に署名した。これは2005年の日韓国交正常化40周年を「日韓友情年2005」と定めたことを受け、2010年までに両国の外国からの訪問者数を倍増させる目標を掲げ、「日韓共同訪問の年」として両国の観光交流の増大を図るもの。これを受け、具体的な戦略として地方自治体、民間企業からの代表を介し、今年末までに具体的な戦略を検討する会議を開催する。石原大臣は来年の愛知万博の際に韓国からの訪問者がビザ免除となった措置に触れ、「これを一つの契機として日韓の交流を盛んにする」と語ったほか、チョン長官は友好関係を築き、韓日の相互理解を図る契機に」と意義を述べた。

 署名式と合わせて開催された日韓共同訪問年広報大使の任命式も執り行われ、両国の観光大使である日本側の木村佳乃さん、韓国側のチェ・ジウさんが意気込みや両国の魅力を語った。木村さんは韓国について「食への興味が高い。また、女性が訪れやすい国」と印象を披露すると、チェさんは日本について「これまでは東京のみ。今後は地方に行ってみたい」と抱負を語った。また、それぞれの国でお奨めする観光地は木村さんが出身地の東京、先日までロケをした京都、そして海好きであることから伊豆と回答。また、チェさんは済州島、冬のソナタで出演した南怡島、新羅の都として栄え遺跡の多い慶州をお奨めした。また、食べ物は木村さんが寿司、すき焼き、おにぎり、チェさんはキムチ、プルコギ、夏バテ予防にサムゲタンを紹介し、広報大使として日韓親善の一日を盛り上げた。