近ツー、プレ50周年で世界一周旅行を企画、熟年富裕層の需要掘り起こし

  • 2004年7月21日
 近畿日本ツーリストはホリデイで初めてとなる「35日間世界一周の旅」を企画、販売を開始している。この商品は近ツーが来年、創立50周年を迎えることを記念し、特別企画として設定したもの。熟年の富裕層をターゲットとして設定、海外旅行市場における熟年市場の需要を掘り起こすことで、全体への波及を狙う。
 旅行日数は35日間で、設定日は2日。行程は、訪問地順に香港、オーストラリア、南アフリカ、ケニア、エジプト、トルコ、フランス、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、アメリカ、カナダの5大陸、12ヶ国。香港の「ザ・ペニンシュラ・香港」、パリの「フォーシーズンズ・ジョルジュ・サンク」などの高級ホテルに宿泊。食事も厳選し、日本食も約1週間に1回は用意することで、長期の海外旅行時の欲求にも応える。また、自由行動の時間を設けたほか、世界遺産や文化遺産、野生動物の観察、民族舞踊のダンスを観賞しながらのディナーなど、体感できるものを多く取り込んだ。なお、海外添乗日数が4000日以上、日本旅行医学会の認定を受けた添乗員がツアーに同行することで、お客の健康面に対して配慮する。料金はビジネスクラス利用で430万円、ファーストクラス利用で490万円。募集人員は2設定日とも10人としている。