旅行業・観光業DX・IT化支援サービス

中国、04年の目標訪問者数達成に自信、FIT、ビジネス渡航が好調

  • 2004年7月12日
 中国国家観光局主席代表の張西龍氏はマリオット・インターナショナルの会見の席上、2004年の日本人訪問者数の目標である320万人を超える見通しを示した。張氏は、「今年1月から5月までの日本人訪問者数は2002年比8%増の約120万人を推移している」と語り、「日本/中国間は週500便以上で結ばれており、この輸送力を有効に活用するためにもホテルをはじめとする関係機関との協力が必要」とし、回復基調に弾みをつけたい考え。特に「ビジネス、およびFIT層を中心に回復傾向」であることから、ビジネス旅行の促進に向け引き続き活動するほか、若い女性をターゲットにした商品を旅行会社、航空会社、現地の観光局と共同で開発する。デスティネーションとしては大連、北京、青島、上海、三亜、アモイが重点地域となる。
 また、団体旅行は02年比20%減を推移する。しかし、中国国家観光局が都内の大手50社を対象に行った電話アンケートによると、7月以降の団体旅行が回復基調にあるという結果もある。特に02年レベルには8月ごろに回復する見込みで、9月、10月の予約に関しても順調に滑り出しているようだ。