HIS、夏休みの予約状況は前年比60%増、02年比10%増と好調

  • 2004年7月7日
 エイチ・アイ・エスの海外旅行夏休み(7月17日〜8月31日)の予約状況は前年比60%増、2002年比10%増と好調に推移している。需要のけん引役となるのはファミリー層で、このセグメントについては02年比で2倍強の増加を示しているという。また、デスティネーションの人気は、ツアーと航空券の合計では一位から順にハワイ、グアム、ソウル、バンコク、バリとなっている。上位5位のうち、ハワイ、グアム、バリとビーチが占めるが、こうしたデスティネーションがファミリー向けのサービスが充実していることが大きな要因とHISでは分析。特にハワイについては、ピーク時となる8月の座席確保を目的にチャーター便利用の商品を拡充している。
 また、好調な夏のシーズンに加え、6月時点の9月出発の予定者は前年比130%増、02年比20%増と「遅い夏休み」を選ぶ傾向も顕著になっている。HISとしては先ごろ、女性を対象とした割引キャンペーンを展開したが、こうした販売戦略に需要も伴っているようだ。