観光活性化フォーラム
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OTOA、シェムリアップでガイドセミナーを実施、今後は研修事業の柱に

  • 2004年7月6日
 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は6月22日と23日、カンボジア・シェムリアップにおいて日本語ガイド・ツアーコーディネーターセミナーを実施した。これはOTOAの研修委員会が主導し、日本語ガイドのサービスレベルの向上を目指すもの。今回で16都市目での開催となり、カンボジアでの実施は初めてのこと。参加したガイドはローカルライセンスを持つ現地の50名と日本人2名の全52名であった。
 講師はガイド経験が豊富な山義則氏が担当し、日本人の気質や旅行者の特性、言葉遣いなどの基本的な話に加え、空港での出迎え、ショッピング、ホテルのチェックアウトでの留意点について説明した。アンコールワットを舞台にガイド各自がロールプレイを行い、他のガイドが実践する様子を録音するなど参加者の熱心な姿も見受けられ、OTOAでは需要が増加するシェムリアップの日本語ガイドのレベルが全体的に向上したと見ている。
 なお、OTOAでは日本語ガイド・ツアーコーディネーターセミナーを研修事業の柱として定期的に実施する意向を持つ。こうした考えから、今回のセミナー開催にあたり協力を得たインドシナ観光促進協議会(ITPF)など、各種機関や活動と連携した展開を視野に、活性化を進める。