4月の苦情・相談件数170件、引き続きSARS等の反動で減少の傾向
日本旅行業協会(JATA)によると、2004年4月の苦情・相談件数は前年比45.0%減、実件数では139件減となる170件であった。特に昨年はSARSが124件、イラク戦争が19件であったことから、この件数分の減少が反映された事となる。申出の内訳では「旅客対応」が42件(前年:30件)、「取消料」が21件(前年:137件)、「インターネット取引」が13件(前年:13件)の順となった。
旅客対応での具体例として、羽田空港滑走路乱入事件が起こった事に伴う相談が寄せられている。これは、羽田/関西線を利用してエミレーツ航空に乗り継ぐことができず、旅行会社側は旅行を中止する場合の取消料として50%を請求したが、2日遅れの代替案で出発するという。ただし、この件は「天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止等により、旅行の安全かつ円滑な実施が不可能」に当たる重要な変更のため、50%の取消料が発生する事案ではなく、お客に契約の解除権が発生するため全額返金が妥当。結局、この旅客は全額返金を受け、旅行を中止したと言う。なお、この件に際し、旅客が旅行に出発した場合、7泊の予定を5泊へ変更するなど旅程保証は免除される。
旅客対応での具体例として、羽田空港滑走路乱入事件が起こった事に伴う相談が寄せられている。これは、羽田/関西線を利用してエミレーツ航空に乗り継ぐことができず、旅行会社側は旅行を中止する場合の取消料として50%を請求したが、2日遅れの代替案で出発するという。ただし、この件は「天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止等により、旅行の安全かつ円滑な実施が不可能」に当たる重要な変更のため、50%の取消料が発生する事案ではなく、お客に契約の解除権が発生するため全額返金が妥当。結局、この旅客は全額返金を受け、旅行を中止したと言う。なお、この件に際し、旅客が旅行に出発した場合、7泊の予定を5泊へ変更するなど旅程保証は免除される。