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NW、成田/ポートランド線のデイリー運航を開始、成田は戦略的に重要

  • 2004年6月11日
 ノースウエスト航空(NW)は11日、成田/ポートランド線のデイリー運航を開始した。成田空港での路線開設の式典において、NW国際事業担当副社長のフレッド・デシャン氏は「成田を基点とした新規路線に満足」と語ったほか、成田のトランジットで偶然立ち寄ったNW社長のダグラス・スティーンランド氏は「成田は戦略的に重要な拠点。今後はポートランド線の開設で北米の旅行需要の増加に繋がれば」と成田路線をハブとした展開に今後も変わりないことを強調した。なお、利用機材はDC10-30型機でワールドビジネスクラスが26席、エコノミークラスが243席。10月1日から利用機材をエアバスA330-200型機への変更を予定している。また、現在のところ予約は約9割程度と好調に推移しているようだ。
 ポートランドはアメリカ・オレゴン州に位置し、ワシントン州などと並び、アジア諸国、日本との経済的な結びつきが強い。食品加工、半導体・電子機器など約100社近いに日系企業がビジネスを展開しているという。既に、デイリー運航の第1便で約70名からなるトレードミッションが来日し、経済、水産関連のセミナーを実施しているという。また、観光では自然をテーマとするスローライフを全面に打ち出したプロモーションを展開している。