ANAセールス＆ツアーズはこのほど、7月から9月発の海外、および国内旅行商品の販売を開始した。海外旅行商品となるANAハローツアーでは今年から国内で定着する低価格商品の「旅ドキ」を投入。4月から6月の実績はアジア方面で目標比200％増、となる約3000名を集客した。02年比では「マル得」シリーズとの比較だが約50％増を推移する。
　また、期初から販売を開始した主催旅行の7月から9月の予約はアジア方面で前年比330％増、02年比10％減（7月：10％減、8月：20％減、9月：20％減）と若干、弱含みだが比較的好調な集客を展開する。ANAセールスでは中国を含めたアジア方面でフリー型の商品の動きが良くなっていると見ている。特に「6月に入り、1週間での予約が急増する動き」であることから、今回の価格訴求型の「旅ドキ」シリーズの投入で間際化の取り込みに弾みをつける考え。

▽上期では前年比88％増の海外8万人の目標
　「旅ドキ」は、成田発でアジア、ニューカレドニア、フィジー、関西発ではアジア、グアム、ハワイ方面を設定。夏休みの家族、およびグループ旅行向けの子供代金半額をはじめ、トリプル割引、専用車送迎などを用意した。上述の間際化の対応のため、成田発のアジア方面の一部コース、出発日を除き、10日前の予約はその場での回答とし、3日前まで予約を受ける。料金は、成田発の「フリーチョイス・バンコク4日間」が4万9000円から、成田発「フリーチョイス・シンガポール4日間」が3万9000円から。なお、主催旅行での2004年度上期の販売目標人員は前年比88％増の8万人だ。