フィンランド、冬期訪問者5%増の4万5149人、今期目標は21%増

  • 2004年5月21日
 フィンランド政府観光局はこのほど、旅行会社を対象とするセミナーを開催、2003年11月から2004年2月のオーロラ・ツアーが前年比4.6%増の4万5149人となったことを明らかにした。2003年の日本人のナイト数は前年比3.8%減の13万6247ナイトであった。
 フィンランド政府観光局は先ごろ、東京18社、大阪11社、名古屋4社、福岡3社の旅行会社にアンケートを実施。これによると、2003年のパッケージ商品の集客人数は5168人で、一社あたりでは前年比12.4%増。一社あたり0.7コース増となったが、一コースあたりの集客数は前年比1.6人減、男女比では男性32%に対し、女性が68%となっている。オーロラ・ツアーを中心とする日本人訪問者は着実に増加していることを考慮し、2004年の宿泊ナイト数の目標では20.5%増となる16万4200ナイトとしている。この結果をもとに今後は、フィンランドへの訪問者の増加に向けた対策をとる方針だ。
 セミナーではフィンランドでのオーロラの観測率について説明。特に、9月は65%を超えることから、紅葉とオーロラを見るツアーも造成が可能であることを提案。観測の時間帯は、午前0時頃が最もオーロラを観測できる時間帯であると特徴を説明した。