関空15年度決算、コスト削減で運営費圧縮、経常ベースは過去最小損失
関西国際空港の平成16年3月期連結決算(平成15年4月1日〜平成16年3月31日)は、営業収益が10.4%減の963億1900万円、営業損益が22.6%減の147億2100万円の黒字、経常損失が63億6500万円、当期損失が60億4000万円であった。経常ベースでは期初予想の96億円から63億6500万円の損失へと改善した。これはイラク、SARS等の影響による開港以来最低となる営業損益であったが、コスト削減策を推進することで、こちらも開港以来最少額となる478億2300万円の運営経費として営業費用を圧縮したことが経常の改善に寄与した。
なお、今期の予想では営業収益1082億2500万円、経常16億9300万円、当期利益15億8900億円としており、先ごろ関空代表取締役社長の村山敦氏が明らかにした「経常ベースでの黒字化を前倒しできる」との意向を反映した形となっている。
なお、今期の予想では営業収益1082億2500万円、経常16億9300万円、当期利益15億8900億円としており、先ごろ関空代表取締役社長の村山敦氏が明らかにした「経常ベースでの黒字化を前倒しできる」との意向を反映した形となっている。