ワタベウエディング、下期海外挙式が回復も売上高0.5%減の194億円

  • 2004年5月13日
 ワタベウエディングの平成16年3月期(平成15年4月1日〜平成16年3月31日)の連結決算は、売上高が前年比0.5%減の194億3600万円、営業利益が21.3%増の17億8000万円、経常利益が13.4%増の14億9300万円、当期純利益は20.3%増の8億1100万円であった。中間決算時は売上3.4%減の89億6100万円、経常50.9%減の2億2300万円とやや厳しい状況であった。下期の売上高、営利が多い傾向にある事に加え、施策として国内挙式の増強、海外挙式が下期に持ち直すも、売上は0.5%減であった。
 今後についてワタベウエディングでは、婚姻届出組数を年間70万組程度で漸減する傾向と推測、海外挙式組数も本格回復の傾向と予想するも、国内挙式の拡大を重視。先ごろ経営権を得た結婚式場「目黒雅叙園」を拠点に、披露宴から旅行まで挙式に関するサービスを総合的に提供する方針だ。また、海外についてはタヒチ店の新規出店に加え、オーストラリアの「アヴィカ・ウェディング&リゾート」内に屋外スパ施設を設置し、一般旅行者の獲得にも視野を向ける。なお、平成17年3月期は通期の売上高270億円、経常20億円、純利11億円を予想する。