楽天決算、トラベル事業の営利は順調な伸び、統合に向け営業体制を整備

  • 2004年5月13日
 楽天はこのほど、平成16年12月期第1四半期(平成16年1月1日〜平成16年3月31日)の決算を発表したが、この中で総合旅行サイトを運営する楽天トラベル、マイトリップ・ネットを含むトラベル・エンターテイメント事業の売上高は13億7200万円、営業利益は4億4200万円であった。売上高は前四半期(平成15年10月1日〜12月31日)と比較すると、8.1%減となったが、営利ベースでは5.2%増である。
 トラベル・エンターテイメント事業の第一四半期は統合化の促進を進めた。これは将来において2つの旅行サイト「旅の窓口」と「楽天トラベル」の統合の準備期間と位置づけるもの。営業体制において4月1日から楽天トラベルとマイトリップネットでの営業体制を統合、ビジネス・シティ営業部、レジャー営業部として契約宿泊施設の獲得を共通で展開する体制とし、両サイトで蓄積するノウハウの共有化を進めているという。また、マーケティング部門の強化を図っており、特にレジャー分野を強化。具体的には、「旅窓」での情報量の増加を図っており、「旅窓ニュース・レジャー編」の配信を開始し、これまでのビジネス需要に加えてレジャー需要の取り込み施策を打ち出している。