観光活性化フォーラム
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キルギス、アカーエフ大統領が来日、今後の観光開発に期待

  • 2004年4月22日
 キルギス共和国大統領のアカーエフ、アスカル・アカーエヴィッチ氏がこのほど来日、ビジネスセミナーで「マナス空港を物流、人的交流の地として中央アジアのハブ空港にしたい」と意欲を語った。特に、日本の企業がキルギスに進出するには、輸送コストが安価であること、かつインドや中国などアジア諸地域とのアクセスも良いことを強調した。観光面では、透明度の高いイシククリ湖をはじめ、湖周辺には温泉などもあることから、日本の企業からの直接投資先としてこの地帯のリゾート開発を勧め、実現に向けた期待感を表明した。
 2003年のキルギス共和国への外国人訪問者数は、前年比51%増の21万1300人。この訪問者の大半はCIS諸国。キルギスの旅行会社によると、日本人訪問者数は600人ほど。旅行の地域別の傾向はヨーロッパ諸国は旅行客はトレッキングなどのアクティビティが中心で、アジアは名所や旧跡などの観光を目的にする訪問客が多い。今後は、シルクロードを中心とする観光資源が豊富にあることから、キルギス側では今後の観光開発に期待感があるようだ。