ウィーン観光局とOS、共同キャンペーン継続、スタイリッシュさを前面に

  • 2004年4月22日
 ウィーン市観光局、オーストリア航空(OS)は昨秋から開始したオペラや歴史などの伝統文化に加え、ウィーンの現代的な側面をアピールする「もうひとりのあなたに出逢う。もうひとつのウィーンに出逢う」キャンペーンを継続する方針を明らかにした。昨秋に実施した広告、キャンペーン展開は「集中的に展開したことで10月以降、1月まで宿泊ナイト数では25%増以上と、日本からの旅客は好調」と分析しており、基本路線は継承する。OS営業本部長兼アライアンス担当の村上昌雄氏によれば、「2003年10月から2004年3月までの成田、および関西/ウィーン線のロードファクターは平均78%であった」としており、好調さはOSの実績にも反映されているようだ。
 ただし、今年の広告展開では、昨秋に打ち出した路線に加え、「オーストリアの雰囲気(Taste of Austria)」、「スタイリッシュなウィーン(Stylish Vienna)」をキャッチフレーズとし、音楽や美術など芸術の街のイメージに、お洒落なカフェやレストランがある様子を伝えたい意向だ。ウィーン在日代表部代表のフォルカー・ヤインドル氏は「ターゲット層は20代後半から30代の女性と熟年女性である」と強調、ウィーン観光局とOSが今後展開する「ウィーンに、恋」をテーマとする広告は、「特に20代後半から30代の女性を意識したもの」と語った。