関西国際空港によると、3月の国際線旅客数は前年比3％増の83万4000人、国内線は26％減の41万8142人であった。国際線の旅客数は昨年1月以来、14ヶ月ぶりに前年増を記録したが、2002年比では13.7％減。航空機の発着回数は、国際線が6％増の5799回で旅客便は4％増の4532回、国内線旅客便は7％減の2802回。なお、数値はいずれも速報値。
　年度別での関空利用の航空旅客数は19％減の1371万4754人と開港初年度の平成6年度が開港9月からの実績を除き、過去最低。国内線は20％減の518万1053人と機材の小型化、路線縮小の影響、国際線は18％減の853万3701人とイラク、SARSの影響を残した。

▽関西国際空港の過去3年間の旅客動向
[13年度(前年比)/14年度(前年比)/15年度(前年比)]
航空旅客数/1875万2804人(9％減)/1692万882人(10％減)/1371万4854人(19％減)
国際線/1098万192人(15％減)/1044万1672人(5％減)/853万3701人(18％減)
国内線/777万2612人(1％増)/647万9210人(17％減)/518万1053人(20％減)