フランス政府観光局局長のジャン・シルヴェストル氏はこのほど、2004年度のテーマとして「食」を前面に打ち出すプロモーションをする方針を明らかにした。これは、これまでの高級感のある料理だけでなく、カジュアルで親しみやすい郷土料理を念頭に置いたもの。これに併せ、アルザス、ブルゴーニュなど、10地方のプロモーションも展開する予定だ。これは郷土料理を通じて、旅行者を地方へ誘致することも視野に入れる。
　また、フランス政府観光局とエールフランス（AF）は2004年度フランス観光親善大使に柴俊夫・真野響子夫妻を任命した。これは2000年から毎年、フランスの旅委員会が各界の著名人を選出しているもの。発表の席上、柴氏、真野氏ともにフランスへの思いをそれぞれ語り、今後の活動に意欲を示した。