日本商工会議所、観光委員会が地域のツーリズム展開で提言を策定

  • 2004年4月7日
 日本商工会議所の観光委員会、および観光小委員会はこのほど「地域における『ニュー・ツーリズム』展開に関する提言」をまとめた。これは昨年1月に観光小委員会を設立し、昨年6月から4回の小委員会を開催したほか、観光委員会で検討を重ねてきたもの。提言では街づくりの観点から、観光振興を推進することや商工会議所が主体的に国内旅行、インバウンドの促進に繋がる地域ブランド作りの推進を図る方向を打ち出した。また、「体験・学習観光」が重視されるニーズを捉え、サイトシーイングからの発展を促しており、具体的には自然景観や歴史を活用したストーリー性のある「街道観光」についても言及し、商工会議所間での連携や地場産業、先端産業の連携、融合の重要性を強調している。
 なお、今後は注目される着地型と、従来の発地型の観光をつなぐ役割として商工会議所を位置付けたい考え。特に国が推進するビジット・ジャパン・キャンペーンなどの観光政策にも支援、観光振興に連携する方向を検討している。