ミクロネシア連邦、セミナーを開催、日本からの訪問者数は1万人目標

  • 2004年4月6日
 ミクロネシア連邦政府観光局とコンチネンタル航空(CO)はこのほど、東京で旅行会社向けの観光セミナーを開催、ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの4州のデスティネーションの紹介を行った。ミクロネシア連邦政府観光局会長のビル・アッカー氏は「豊かな自然と独自の文化を守りながら観光業に力を注いでいきたい」と語り、環境保護を進めながら、訪問者増を図る考えを示した。また、ダイビングが旅行の主目的であることから、独特の文化や豊かな自然環境を活かした観光素材の開発を進めるという。
 ミクロネシア連邦経済省ツーリズム・マーケティング・アドバイザーの重野功氏によると、2002年度の日本人訪問者数は約4500人で、1995年に記録した過去最高の訪問者数である5600人をピークに減少する傾向だ。今後のプロモーションは、全世界からの訪問者数で第2位の日本、第1位のアメリカ、第3位のEU諸国の3地域で重点的に展開する。具体的には日本人訪問者の約6割のダイビング目的の旅行者に対する情報の提供を継続すると同時に、パッケージ商品の造成やエコツーリズムの促進を主力に活動する方針だ。また、既に開設した日本語のホームページでの情報提供も積極的に行う。また、グアムをハブとしてミクロネシア連邦に路線を展開するCOは、グアムで挙式する年間約1万5000組のカップルが、ハネムーン先として訪問することを提案した。
 なお、ミクロネシア連邦では2004年、2005年の日本人訪問者数の目標として1万人を掲げ、2010年には2万人から2万4000人の訪問者を狙うという。