フェアバンクス、オーロラセミナー開催、JLは今秋のチャーター便を計画

  • 2004年3月18日
 フェアバンクス観光局はこのほど、旅行業界関係者を対象とするオーロラセミナーを開催した。国際的にもオーロラ研究の第一人者として知られる赤祖父俊一氏はオーロラ研究でつみ重ねた知識を豊富な写真を使いオーロラの発生方法などについて説明。また、アマチュア天文家でカメラマンの小川誠治氏は現地へ10回以上訪れた実体験に基づくオーロラ撮影のポイント、昼間に楽しめるスノーモービルや犬ゾリなどのアクティビティについて語った。フェアバンクスは晴天率が高く、年間平均で243日オーロラを観測できる土地。フェアバンクス観光局ツーリズム・マネジャーのコリン・ローレンス氏は「晴天率が高いことは、オーロラ観測では重要な要素」と強調し、オーロラを目的とする旅行者の増加に期待を示した。
 また、6月から9月まで日本航空(JL)が成田/アンカレッジ間のチャーター便運航を決定。さらに、JL国際旅客営業部チャーター担当課長の河西範昌氏は成田/フェアバンクス間のチャーター便運航について、「10月か11月頃から3月頃まで、オーロラ観賞目的の旅客をターゲットに4から8便、チャーター便を運航する可能性もある」と述べる。「往路は成田発フェアバンクス着、復路はフェアバンクス発アンカレッジ経由、成田着を考えている」とも言及した。