VJCとJNTO、日本を題材とする映画の公開でプロモーションも活発に

  • 2004年3月16日
 ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部は京都国際観光客誘致推進協議会、姫路市と共同で日本の武士道「サムライ」文化をテーマとするアメリカからの訪日ツアー開発を目的に、アメリカの旅行会社の7社8名を招請する。これは「ラスト・サムライ」、「たそがれ清兵衛」の公開など日本のサムライ文化が米国人に関心の高まりがある。この様な状況を受け、訪日ツアーの実現に繋げたい考え。視察行程には「ラスト・サムライ」の撮影場所である京都の知音院や姫路市の書写山円教寺、サムライ体制の終焉の地である二条城に加え、旅館の宿泊体験が含まれている。
 また、国際観光振興機構(JNTO)は、新宿、渋谷、京都などを舞台に米国人男女の出会いと交流を描く「ロスト・イン・トランスレーション」をテーマとした訪日客誘致プロモーションに取り組んでいる。1月には、この映画に登場する「パークハイアット東京」などが主催するプレストリップにJNTOも協力、英国の日系旅行会社クリエイティブ・ツアーズ社は既に関連ツアーを発売しているという。VJC、JNTOとも日本を題材とする映画の公開を好機と捉え、アメリカ、ヨーロッパ市場において積極的なプロモーションを展開しているようだ。