関空、2月国際旅客は3%減76万人、3月動向は航空と旅行会社に違い?
関西国際空港によると、2月の国際線旅客数は前年比3%減の75万7200人、国内線は22%減の35万3958人であった。なお、1日平均では国際線が7%減の2万6100人、国内線は24%減の1万2100人。今月はうるう年であることから、月間平均と1日平均の対前年比に開きがある。関空によると、国際線の外国人旅行者数はほぼ前年並みに推移しているものの、日本人旅行者の低迷が見られており、鳥インフルエンザやSARSの再発懸念が主な要因と見ている。
▽3月は上向きへの分岐点?
また、関空の3月の国際線旅客数は1日から8日まで、平均で前年比2.9%減、2002年比では8割程度を推移。3月6日の土曜日には前年比9.1%増を記録するなど日によって前年比増を記録するものの、昨年の同時期には既にSARSによる手控えが影響していたことを考慮すれば、順調な回復とは言い難い。関西国際空港代表取締役副社長の平野忠邦氏は「航空会社は3月には厳しい見方を示しているが、旅行会社は概ね好調と聞く」と語り、航空会社と旅行会社の需要動向には見解の相違があると指摘する。関空に就航する航空会社の主要路線はSARS懸念や鳥インフルエンザの影響を多少とも受ける中国、アジアが中心であることが、航空会社と旅行会社の動向予測の違いを生む最大の要因と考えられる。いずれにしろ、3月の推移は回復の時期、および上向き基調の度合いを占う月となりそうだ。
▽3月は上向きへの分岐点?
また、関空の3月の国際線旅客数は1日から8日まで、平均で前年比2.9%減、2002年比では8割程度を推移。3月6日の土曜日には前年比9.1%増を記録するなど日によって前年比増を記録するものの、昨年の同時期には既にSARSによる手控えが影響していたことを考慮すれば、順調な回復とは言い難い。関西国際空港代表取締役副社長の平野忠邦氏は「航空会社は3月には厳しい見方を示しているが、旅行会社は概ね好調と聞く」と語り、航空会社と旅行会社の需要動向には見解の相違があると指摘する。関空に就航する航空会社の主要路線はSARS懸念や鳥インフルエンザの影響を多少とも受ける中国、アジアが中心であることが、航空会社と旅行会社の動向予測の違いを生む最大の要因と考えられる。いずれにしろ、3月の推移は回復の時期、および上向き基調の度合いを占う月となりそうだ。