一般旅券の発行数が戦後最大の減少率に、15年度の発行総数

  • 2004年2月20日
 2003年の一般旅券発行数は前年比27.4%減の272万1029件(5年:131万5015件、10年:140万5161件)と、戦後最大の減少率となった。月別では1月が1.6%増の30万5442件とかろうじて前年を上回るが、その後は全て前年を下回った。特に4月は47.7%減、5月は57%減、6月が49.9%減と減少幅が大きく、日本人出国者数が4月は42.0%減、5月は55.6%減、6月は46.8%減となった動きとほとんど連動しており、イラク戦争、およびSARSの影響を大きく受けた模様だ。
 都道府県別では東京、神奈川、大阪と関東、関西圏の中心地での発行が多く、ついで愛知、埼玉、千葉、兵庫となった。なお、東京都単独では39万4405件と全国の約13.2%を占め、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏では97万4774件と全国の約36%を占める。詳細は外務省へ。