中部空港、開港時の国際旅客便は週254便の見込み、MCT60分の目標
中部国際空港株式会社取締役副社長の山下邦勝氏はこのほど、開港1年を前に現況や課題などを語った。中部国際空港は2005年2月17日の開港を目指し、現在は旅客ターミナルビルの着工は75%程度終了している。注目が集まるのは着陸料に関して。既に報道されているが国際航空運送協会(IATA)に1トンあたり1760円(ボーイングB747-400型機の1着陸あたり69万5200円)を提示しており、「IATA側から好意的な見解が出ている」という。これはジャンボ機で成田が約94万円、関西が83万円と比較してのこと。今後は数ヶ月に渡り詳細を詰めて決定するが、山下氏は「なるべく早く結論に至りたい」と語る。
就航便数は国際線、国内線ともに名古屋空港からの旅客便の就航も開港当初で上回る見込み。既に全日空(NH)が上海、ソウルの新規就航を表明しているほか、日本航空(JL)がパリ、中国への新規および増便、エア・カナダ(AC)がバンクーバー線の復便を明らかにしている。また、ベトナム航空(VN)が航空交渉を前提としながらも、就航する意向だ。現時点での、開港時の国際線旅客便数は今年2月の名古屋空港と比較し、約26%増となる週254便の就航を見込む。
▽乗り継ぎの利便性をアピール、地元旅行会社にも期待感?
また、現在の名古屋空港から国際線の拡充を図るにあたり、国内線との乗り継ぎ利便性をアピールし、航空会社の誘致も進めたい考え。山下氏は「ミニマム・コネクティング・タイム(MCT)が短いほど、航空会社にも魅力的な話」とした上で、「現在の名古屋空港は約90分。これを上回る60分のMCTを目指したい」と述べた。
また、このMCTの短さに加え、国内線は現在の名古屋空港から6%増となる1日101便の運航を予定していることから、山下氏は「地元の旅行会社数社が、中部を利用した全国発の商品造成を検討しているようだ」と加える。「中部3県を対象に商品を企画、販売している現在と比べ、大幅に市場を拡大できる事から、期待も高いのでは」ともコメントした。
就航便数は国際線、国内線ともに名古屋空港からの旅客便の就航も開港当初で上回る見込み。既に全日空(NH)が上海、ソウルの新規就航を表明しているほか、日本航空(JL)がパリ、中国への新規および増便、エア・カナダ(AC)がバンクーバー線の復便を明らかにしている。また、ベトナム航空(VN)が航空交渉を前提としながらも、就航する意向だ。現時点での、開港時の国際線旅客便数は今年2月の名古屋空港と比較し、約26%増となる週254便の就航を見込む。
▽乗り継ぎの利便性をアピール、地元旅行会社にも期待感?
また、現在の名古屋空港から国際線の拡充を図るにあたり、国内線との乗り継ぎ利便性をアピールし、航空会社の誘致も進めたい考え。山下氏は「ミニマム・コネクティング・タイム(MCT)が短いほど、航空会社にも魅力的な話」とした上で、「現在の名古屋空港は約90分。これを上回る60分のMCTを目指したい」と述べた。
また、このMCTの短さに加え、国内線は現在の名古屋空港から6%増となる1日101便の運航を予定していることから、山下氏は「地元の旅行会社数社が、中部を利用した全国発の商品造成を検討しているようだ」と加える。「中部3県を対象に商品を企画、販売している現在と比べ、大幅に市場を拡大できる事から、期待も高いのでは」ともコメントした。