旅行業界2003年10大ニュース、アンケート結果発表、1位はSARS
トラベルビジョンで実施した2003年旅行業界10大ニュースですが、応募総数89票を頂きました。その中での順位は下記のとおりです。10位以下も含め、重大ニュースとして掲載致します。
SARS、イラクが1位、2位と予想通りの結果となり、この2つの出来事が如何に大きいインパクトを与えたかを伺えます。ただし、投票を詳しく見ると、SARSは8割程度の方が1位とされましたが、イラクは5位以下につける方も多く見られました。これは、時期的に後から来たSARSの影響が大きく、イラクの影響が僅かに感じられたのか、あるいは地域的な限定から影響をさほど感じなかったのかが考えられます。いずれにせよ、今年起きた様々な出来事に背後で影を落としただけでなく、業界の再編への動きの間接的な働きがあったと思われます。
また、中国への業界での関心度は高いようです。今冬のSARS再発を懸念する声も聴かれますから、無事に年が明け、4月の新年度を迎えるまで、大事に至らないことを各国の政府にお願いしたい次第です。このうち、香港政府はSARS対応策を公表していますので、ホームページをご覧になり、香港へ行くお客様にご案内をされてはいかがでしょうか。
編集部で順位が低くなると予測していたインバウンド事業ですが、12位となりました。結果的には10位以内に入りませんでしたが、意外と業界の関心があるようです。先ごろ平成16年度の予算が内示され、閣議決定を致しましたが、ビジット・ジャパン・キャンペーンは約32億円の予算となり、今後も力を入れていくとのこと。航空会社、ホテル、旅行会社のインバウンドでの活躍も2004年はいっそう期待が高まることでしょう。
また、投票の項目以外に皆様から、「ジェットセット倒産」、「航空会社のダイレクトセールス強化」、「エジプトでの連続バス事故」などが重大なニュースであったと頂きました。中でも、エジプトでの事故はそれぞれ3件とも別のオペレーター会社であったことを考えると、旅行会社とオペレーターの根本的な所にも再編の必要性を感じる出来事でした。
なお、編集部でも独自に順位を決め、それぞれにコメント等を加えて、ホームページに掲載しております。そちらもご覧下さい。
☆☆☆☆☆☆2003年重大ニュース☆☆☆☆☆☆
※一投票につき1位を10ポイント、2位を9ポイント、3位を8ポイント、以下の
順位は順に1ポイントづつポイントを減らし、集計したポイントで順位を決定
しました。
1位/915ポイント/SARSによる旅行業界への影響、主要50社は海外旅行取扱で
大幅減
2位/782ポイント/イラク戦争勃発、危機への対応も進む一方、世界情勢は依
然としてテロの不安の懸念で海旅の需要に影響も
3位/627ポイント/中国、ビザなし渡航が実現、2003年は訪問者減も来年に期
待!?
4位/392ポイント/JTB、一強時代に突入か?リテール第2位のPTS買収、ビジ
ネストラベル強化でJTB-BTSが芙蓉航空を買収、海旅は機
能統合でJTBワールドバケーションを設立
5位/264ポイント/ハワイ、NWは関西/ハワイ線運休、JLも地方便運休もNWは
来春から復便
6位/255ポイント/シニア層が海外旅行市場の主役に踊り出る
7位/206ポイント/近ツー、HISと共同でアイスランド・チャーターなどチャ
ーターの積極利用。地方路線の減便でチャーターの利用が
再認識。羽田/金浦間も就航
7位/206ポイント/旅行業法改正に向け、議論が活発化
9位/196ポイント/各社、電子パンフレット導入が加速、PTS、JTB、ジャルパ
ック、ANAセールスなど、日旅は社員個人のHP開設で販促-
インターネットの利用状況に対応する時代に突入
10位/191ポイント/近ツー、ECC事業を柱に再編、クラブツーリズムは営業譲
渡
11位/186ポイント/航空各社のアライアンスが強化、KLとAFの合併でNW、CO
もスカイチーム加盟が実現へと向かう
12位/157ポイント/インバウンド旅行の促進でビジット・ジャパン・キャン
ペーンを実施、小泉首相が訪日外客数1000万人の目標を掲
げる
13位/132ポイント/東急観光、東急電鉄の完全子会社化で上場廃止、「役割
は果たした」
14位/121ポイント/アメリカ、新たな旅券管理体制の導入を発表も1年延期、
今後の焦点はバイオメトリック・パスポートの適用に
15位/93ポイント/旅行各社、店舗再編、支店改革を断行へ、個性ある店舗が
続々登場。航空会社と旅行会社店舗でのタイアップキャン
ペーンも
16位/64ポイント/観光局の業務再編、ATCは大阪事務所撤退、ハワイ観光局
も電通が担当など
17位/48ポイント/JOPA、旅行会社社員を対象にクルーズアドバイザーの資格
を設置、JATAも業界独自制度を模索、政観とのタイアップ
資格で落ち着く?
18位/42ポイント/石原国土交通大臣、初めてとなる観光担当大臣が就任
19位/14ポイント/各国の観光局、イメージアップにタレント起用。マレーシ
アは藤井フミヤさん、香港はジャッキー・チェンさん、松
任谷由美さん、佐藤江梨子さん。VJCは台湾のアイドルグ
ループを起用
20位/4ポイント/MOPAS、にっぽん丸のペーパークラフトが小学生に大好評。
ふじ丸のペーパークラフトも登場
SARS、イラクが1位、2位と予想通りの結果となり、この2つの出来事が如何に大きいインパクトを与えたかを伺えます。ただし、投票を詳しく見ると、SARSは8割程度の方が1位とされましたが、イラクは5位以下につける方も多く見られました。これは、時期的に後から来たSARSの影響が大きく、イラクの影響が僅かに感じられたのか、あるいは地域的な限定から影響をさほど感じなかったのかが考えられます。いずれにせよ、今年起きた様々な出来事に背後で影を落としただけでなく、業界の再編への動きの間接的な働きがあったと思われます。
また、中国への業界での関心度は高いようです。今冬のSARS再発を懸念する声も聴かれますから、無事に年が明け、4月の新年度を迎えるまで、大事に至らないことを各国の政府にお願いしたい次第です。このうち、香港政府はSARS対応策を公表していますので、ホームページをご覧になり、香港へ行くお客様にご案内をされてはいかがでしょうか。
編集部で順位が低くなると予測していたインバウンド事業ですが、12位となりました。結果的には10位以内に入りませんでしたが、意外と業界の関心があるようです。先ごろ平成16年度の予算が内示され、閣議決定を致しましたが、ビジット・ジャパン・キャンペーンは約32億円の予算となり、今後も力を入れていくとのこと。航空会社、ホテル、旅行会社のインバウンドでの活躍も2004年はいっそう期待が高まることでしょう。
また、投票の項目以外に皆様から、「ジェットセット倒産」、「航空会社のダイレクトセールス強化」、「エジプトでの連続バス事故」などが重大なニュースであったと頂きました。中でも、エジプトでの事故はそれぞれ3件とも別のオペレーター会社であったことを考えると、旅行会社とオペレーターの根本的な所にも再編の必要性を感じる出来事でした。
なお、編集部でも独自に順位を決め、それぞれにコメント等を加えて、ホームページに掲載しております。そちらもご覧下さい。
☆☆☆☆☆☆2003年重大ニュース☆☆☆☆☆☆
※一投票につき1位を10ポイント、2位を9ポイント、3位を8ポイント、以下の
順位は順に1ポイントづつポイントを減らし、集計したポイントで順位を決定
しました。
1位/915ポイント/SARSによる旅行業界への影響、主要50社は海外旅行取扱で
大幅減
2位/782ポイント/イラク戦争勃発、危機への対応も進む一方、世界情勢は依
然としてテロの不安の懸念で海旅の需要に影響も
3位/627ポイント/中国、ビザなし渡航が実現、2003年は訪問者減も来年に期
待!?
4位/392ポイント/JTB、一強時代に突入か?リテール第2位のPTS買収、ビジ
ネストラベル強化でJTB-BTSが芙蓉航空を買収、海旅は機
能統合でJTBワールドバケーションを設立
5位/264ポイント/ハワイ、NWは関西/ハワイ線運休、JLも地方便運休もNWは
来春から復便
6位/255ポイント/シニア層が海外旅行市場の主役に踊り出る
7位/206ポイント/近ツー、HISと共同でアイスランド・チャーターなどチャ
ーターの積極利用。地方路線の減便でチャーターの利用が
再認識。羽田/金浦間も就航
7位/206ポイント/旅行業法改正に向け、議論が活発化
9位/196ポイント/各社、電子パンフレット導入が加速、PTS、JTB、ジャルパ
ック、ANAセールスなど、日旅は社員個人のHP開設で販促-
インターネットの利用状況に対応する時代に突入
10位/191ポイント/近ツー、ECC事業を柱に再編、クラブツーリズムは営業譲
渡
11位/186ポイント/航空各社のアライアンスが強化、KLとAFの合併でNW、CO
もスカイチーム加盟が実現へと向かう
12位/157ポイント/インバウンド旅行の促進でビジット・ジャパン・キャン
ペーンを実施、小泉首相が訪日外客数1000万人の目標を掲
げる
13位/132ポイント/東急観光、東急電鉄の完全子会社化で上場廃止、「役割
は果たした」
14位/121ポイント/アメリカ、新たな旅券管理体制の導入を発表も1年延期、
今後の焦点はバイオメトリック・パスポートの適用に
15位/93ポイント/旅行各社、店舗再編、支店改革を断行へ、個性ある店舗が
続々登場。航空会社と旅行会社店舗でのタイアップキャン
ペーンも
16位/64ポイント/観光局の業務再編、ATCは大阪事務所撤退、ハワイ観光局
も電通が担当など
17位/48ポイント/JOPA、旅行会社社員を対象にクルーズアドバイザーの資格
を設置、JATAも業界独自制度を模索、政観とのタイアップ
資格で落ち着く?
18位/42ポイント/石原国土交通大臣、初めてとなる観光担当大臣が就任
19位/14ポイント/各国の観光局、イメージアップにタレント起用。マレーシ
アは藤井フミヤさん、香港はジャッキー・チェンさん、松
任谷由美さん、佐藤江梨子さん。VJCは台湾のアイドルグ
ループを起用
20位/4ポイント/MOPAS、にっぽん丸のペーパークラフトが小学生に大好評。
ふじ丸のペーパークラフトも登場