海外で味わうホット・ドリンクはヨーロッパの飲み物が人気

  • 2003年12月19日
 ジェイティービーがベテラン添乗員を対象に行った「海外の旅先で味わう、おすすめの温かい飲み物」アンケートによると、アルコール部門、ノン・アルコール部門ともヨーロッパの飲み物が人気だ。JTBが12月9日に発表した年末年始の旅行動向でも、ヨーロッパ方面の旅行者数は前年比6.3%増と好調。飲み物だけでなく、寒い土地柄には寒いながらに楽しめるものが多いのだろう。
 アルコール部門の第1位はドイツの「グリューワイン」。スパイスを入れたホットワインで、クリスマス市などでよく飲まれている。2位はフランスの「ヴァンショー」で、これもスパイスの入ったホットワイン。現地では風邪の予防やひきはじめによく飲まれるという。3位はホットコーヒーにシロップとウイスキーが入ったアイルランドの「アイリッシュコーヒー」であった。これは元々、アイルランドの空港で給油する航空機の乗客をあたためようとして生まれたもの。こうした逸話をあわせて紹介すると、さらに味わい深く楽しめるだろう。
 また、ノン・アルコール部門の第1位はイタリアの「エスプレッソ」で、2位もイタリアの「カプチーノ」。日本のカフェでも人気のメニューだけに、ぜひ本場の味を試してもらいたい。3位はスペインのカモミールティ「マンサニージャ」で、整腸作用や解熱作用があり、疲れた体を癒してくれるので旅行者には最適だ。真冬のヨーロッパ観光で冷えた体に、「ほっ」とする温かい飲み物を勧めてはいかがだろうか。5位までの順位は以下の通り。

▽アルコール部門
1位:グリューワイン(ドイツなど)
2位:ヴァンショー(フランス)
3位:アイリッシュコーヒー(アイルランド)
4位:カフェコレット(イタリア)
5位:マリアテレジア(オーストラリア)
▽ノンアルコール部門
1位:エスプレッソ(イタリア)
2位:カプチーノ(イタリア)
3位:マンサニージャ(スペイン)
4位:ミントティ(モロッコ)
5位:チャイ(インド)