フィンランド、消費者向けオーロライベントを開催、今冬目標は10%増

  • 2003年12月19日
 フィンランド政府観光局はこのほど、フィンランド航空の協力を得て一般消費者を対象としたオーロラセミナーを開催した。これはフィンランドで見るオーロラの説明に加え、ラップランド州公認のサンタクロース、特別ゲストの荻原健司氏がフィンランドの魅力を語るもの。荻原氏はスキーの合宿などでフィンランドにこれまで30回以上訪れており、オーロラの魅力以外にもサウナでの体験、サーモン、クロスカントリーが盛んな背景などを熱く語った。
 フィンランド政府観光局が消費者向けのイベントを開催するのはこれがはじめてのこと。日本局長の能登重好氏はイベント開催に関して、「フィンランドへのオーロラを主目的とする旅行商品は11月から1月までは比較的堅調だが、例年2月から3月までの訪問者がやや出足が鈍る事から、旅行会社の販売を側面から援護することが目的」と語る。今年の集客状況も比較的堅調に推移しており、2月、3月の旅客増を実現することでこの冬期の11月から3月に前年比10%増(2002年11月〜2003年3月:7.6%増の6万泊)の宿泊数を狙う。また、このイベントに関しては消費者の関心も高いことから、来年以降も継続して開催する予定だ。
 イベント会場では、日本旅行、近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム、阪神航空、JTBワールド、エイチ・アイ・エス、フィンツアー、阪急交通社の7社が旅行商品の販売、相談を受付け、積極的な販売を行った。