HIS、10月期単独業績を上方修正、売上減も株式評価損戻し入れで

  • 2003年12月12日
 エイチ・アイ・エスは平成15年10月期(平成14年11月1日〜平成15年10月31日)の業績予想を上方修正する。売上高は中間決算時に発表した予想の1902億から1819億円と83億円の減少見込み。これは、イラク戦争やSARSなどの影響、回復の遅れから減少したもの(主要50社数値と10月の速報値の単純合算では、前年比9.6%減の1819億770万7000円)。ただし、出店計画の見直しや広告宣伝費において効率的な配分を行うことコスト削減に対処。また、スカイマークエアラインズの株式評価損の戻しいれも寄与し、経常利益は当初予想の18億5000万円から24億2000万円、純利益は1億4000万円から18億4000万円となった。
 なお、連結ではスカイマークエアラインズの株式評価損、およびその戻しいれの影響を受けないため中間決算時の予想を下回る見通し。単独、連結での修正予想は下記の通り。

▽エイチ・アイ・エス単独での平成15年10月期業績予想
(修正予想/中間決算時予想/増減額)
売上高/1819億円/1902億円/83億円減
経常利益/24億2000万円/18億5000万円/57億円増
当期純利益/18億4000万円/1億4000万円/17億円増

▽エイチ・アイ・エス連結での平成15年10月期業績予想
(修正予想/6月発表時予想/増減額)
売上高/2163億円/2237億円/74億円減
経常利益/14億9000万円/15億円/1000万円減
当期純利益/7億2000万円/7億7000万円/5000万円減